
居宅へとお住まいを移されることになりました。
嬉しいお別れです。
特養で暮らしてこられた5年間、
自ら歩行練習、踏み台昇降などを課し頑張ってこられました。
家事のリハビリにと洗濯物の乾燥機セットや食器洗いも手伝ってくださいました。
施設生活ではペンをもつ機会もなかなかないので
数独、漢字ナンクロ、間違い探し
頭脳ゲームをいろいろ続けておられました。
大相撲をみて珍しい漢字をかきとめておられました。
ユニットで育てている植物の世話も担当し
毎日ベランダにでて水やりをしてくださいました。
日記は早い時期からつけておられました。
最初は体調をメモするだけでしたが、
回復するにつれて日常の出来事を書き留められるようになりました。
最初は車いすを利用なさっていたのが
努力の甲斐あって、
昨年春には電車にのって一泊旅行できるようになりました。
そしてうららかなお天気の日、
ご自宅へと戻っていかれました。